2025年（令和7年）の公示地価によると、大分県全体の平均地価は64,709円/㎡（坪単価：約213,900円）で、前年と比較して+2.1％の上昇を記録しました。直近10年間（2016〜2025年）の年平均成長率は+2.55％と、8年連続で安定した上昇トレンドが維持されています。

物件の買取価格が『高くなりやすい地域』

大分市（住宅地）

住宅地の平均は約89,265円/㎡（坪単価：約295,092円）、前年比+3.88％と県内でも上昇の先頭を走っています。

別府市（住宅地）

リゾート地であることもあり、住宅地の平均は約52,862円/㎡（坪単価：約174,758円）、前年比は+1.98％と堅調な上昇です。

由布市（住宅地）

リゾート地であることもあり、住宅地の平均は約67,137円/㎡（坪単価：約222,000円）、前年比+1.59％の上昇を示しています。

注目エリア・要因

大分市内の個別地点では、特に高騰が見られているエリアとして、汐見（+10.1％）、南鶴崎（+9.3％）、中島中央（+7.5％）など、+7％超の上昇が見られています。

物件の買取価格が『安くなりやすい地域』

中津市（住宅地）は平均31,050円/㎡（坪単価：約102,600円）、前年比+0.4％と上昇継続していますが、直近10年間の年平均成長率は–2.43％と、地価が安定していない、もしくは回復の途中にあると言えます。
日田市や佐伯市、臼杵市などの郡部については、地価水準が比較的低く、伸び率も鈍化している傾向です。